窓金具1

窓の金具は細かいものも合わせれば20〜30種類ぐらいある。
型にとれる部品と切り抜いて作る物とに分けられる。
厚みがあり型取り可能なもの、量がたくさんいるものをゴム型にとっていく。


左が金沢邸にもともと付いていた金具。
右がそれを原型用に修正したもの。
ちょっとだけ厚みを足した。
型をとると出来上がったものは約3%収縮する。
この時原型が薄いとちゃんと鋳造できない。
これは窓の開閉する丸棒調整器の一部分。底を厚くした。

↓はフランス落とし。窓を閉めた時に開かないように固定する金具。
これも鋳造用に裏に真鍮板と糊で盛って厚みを足した。


鋳造出来ない金具は真鍮板にケガキして糸鋸で切っていく。
右はフランス落としの座金?(名称が分からない)
この真鍮板は0.8mm。

↑これは押上窓の取り付け金具。板の厚みは2.5mm。
かなり切るのがしんどい。40個……切り抜く。

↓は丸棒調整器の棒を留める金具。
平板に穴のあいたパーツをロウ付けし平板に厚みを足して糸鋸で切っていく。20個。
↑切りとって研磨してきれいになったパーツ。


↓研磨後の真鍮棒と研磨前の真鍮棒。
使えるものはきれいにして使う。
紙ヤスリで錆を落とし、バフをかけて磨いて更に腐食させてアンティーク加工する。
↑右画像は丸棒調整器の組み立て途中。完成させるのにまだ作る金具が必要。

↑もとの金具とゴム型にとって鋳造した金具。
白い方が鋳造後のキャストという合金です。
これを研磨してメッキをかけてレバーのカシメを作ったりして出来ていきます。

 
↑完成したレバーとフランス落とし。

フランス落としは20個、レバーセットは10セット…。
窓の金具はまだまだある。3割ぐらいしか出来てない…。

ほんとしんどい…。

けど、金沢邸は窓がかわいい建物だから。
ここ一番かわいくしてあげないと…!!



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